松阪ブランドとしての歩み

松阪ブランド認定取得と歴史

松阪ブランドとして松阪市から認定されているとりいち秘伝のタレやとりいちの唐揚げその背景…

松阪ブランドは、松阪市の豊かな自然環境と伝統技術を受け継ぎ、市内企業が情熱を込めて作り上げた高品質な商品に与えられる認定です。このブランドに認定されるためには、以下の厳しい条件を満たす必要があります。

1. 松阪市内での生産・製造・加工

松阪ブランドは、松阪市の風土や伝統技術によって生み出される価値を重視しています。そのため、原材料の調達から最終加工まで、全ての工程を松阪市内で行うことが必須条件です。

2. 高い品質基準のクリア

松阪ブランドは、品質においても妥協がありません。安全性はもちろんのこと、味、香り、見た目など、あらゆる面で高い基準を満たす必要があります。

3. 独自のブランドストーリー

松阪ブランドは、単なる高品質な商品ではありません。それぞれの商品には、松阪市ならではのストーリーが込められています。そのストーリーを消費者に伝えることも重要な条件です。

4. 厳正な審査

松阪ブランド事務局による書類審査と現地審査を経て、認定されます。審査基準は公開されていませんが、上記の条件に加え、ブランドイメージの維持・向上への貢献度なども考慮されます。

松阪ブランドの歴史は、2006年に松阪市が地域活性化策の一環としてスタートさせた「松阪ブランド認定制度」に始まります。当時は農産物や海産物、加工食品など、比較的限られた商品が対象でした。

その後、2013年には伝統工芸品やサービス業も対象に加えられ、松阪ブランドの幅は大きく広がりました。現在では、松阪牛をはじめとする食料品、伝統工芸品、観光サービスなど、多種多様な商品・サービスが松阪ブランドとして認定されています。

松阪ブランドは、地域経済の活性化に大きく貢献してきました。認定商品の売上向上はもちろんのこと、松阪市への観光客誘致にも効果を発揮しています。

今後も、松阪ブランドはさらなる発展を目指し、新たな商品・サービスの認定や、国内外への販路拡大など、様々な取り組みを進めていく予定です。